リビルト品とは?リビルト品のメリット・デメリットを解説!
車の修理の際に「リビルト品」という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、リビルト品は新品に近いものを新品の半額程度で購入できるメリットがあります。また、そのほかにもリビルト品にはさまざまなメリットがあります。
そこで今回は、リビルト品の特徴やメリット・デメリットについて解説していきます。リビルト品の購入を検討中の方は、ぜひ一読ください。
リビルト品の特徴とは
まずは、リビルト品の意味と中古品やリンク品との違いについて解説していきます。
リビルト品の意味
廃車となった車から利用可能な部分を取り出して再利用する部品のことを「リビルト品」といいます。
消耗部品を交換したり、使えるかどうかの点検がされて、検査基準を突破したものをリビルト品と呼ぶので、ほぼ新品に近い状態の部品になります。
リビルト品と中古品の違い
リビルト品は車両から取り外した使用ずみパーツを完全に分解・洗浄を行い、消耗品や不良箇所を交換して、修理して使用できる状態にしたオーバーホール部品です。
一方で、中古品はずっと使われていた車から取り出したそのままの部品のことをいいます。そのため、1度業者によってメンテナンスされているリビルト品の方が品質的に高いことがほとんどです。また、一般的に中古品には保証がつきません。
リビルト品とリンク品との違い
リンク品はメーカーが修理用に準備しているパーツのことであり、予備の部品と覚えましょう。リンク品も中古品から修理されているものではありますが、メーカーによっては、新品同様に直されているので、品質が高いことが特徴です。
リビルト品とリンク品のコア返却制度
コア返却制度とは、交換した古い部品(コア)をリビルト品やリンク品を購入した業者に返却することをいいます。
コアを再利用することができるので、新品より安価で提供することが可能です。そのため、リビルト品やリンク品を購入する際には、「コア返却制度」というものがついてきます。「コアは商品到着から2週間以内に要返却」と定められており、コアを返却しなければ割増料金が発生することがあります。
リビルト品の4つのメリットとは?
リビルト品の4つのメリットについて解説していきます。
【メリット1】低価格
リビルト品の最大のメリットは低価格という点です。新品の部品と比べて60%〜50%以下の価格で購入することができるので、車の整備費用のコストを抑えることができます。
【メリット2】高い品質
リビルト品はプロの厳しい目によってきちんと品質のチェックを行い、必要な修理や整備が加えられるので、新品同様の性能を果たすレベルまで再生されている商品が広く流通しています。そのため、中古品と比べて、品質のあたりはずれがないこともメリットの1つです。
【メリット3】作業時間を短縮できる
車の修理をする際に新品を使う場合は、まずパーツの下処理や付属部品の組み立てから行わなければなりません。しかし、リビルト品の場合、付属パーツなども付いてくるので、修理の工程が短縮できます。
【メリット4】資源の有効活用に貢献
廃車からまだ使える部品を活用して作られるリビルト品は、廃棄物の削減に役立つメリットがあります。また、新たに部品を作る場合に比べて資源量使用量を削減できるので、有意義な環境保全方法として注目を集めています。
リビルト品のデメリット
リビルト品にはたくさんのメリットがありますが、デメリットもあります。具体的には、リビルト品には以下のようなデメリットがあります。
- 万が一壊れてしまっても、現品修理までしか対応できない
- 質にばらつきがある
- 部品によってはすぐに手に入らない場合もある
以上のようなデメリットがリビルト品にはあります。
質のばらつきに関しては、整備されたリビルト品以外にも、純正メーカーによるものが存在したり、リビルト業者によるリビルト品だったりと、ばらつきが出てしまいます。そのため、質の面でみればメーカーのものは保証されていますが、一方、価格の面では、新品ほどではありませんが高くなってしまいます。
まとめ
同じ車に長年乗り続けると修理がつきものです。
ただし、古い車になるほど新品のパーツでの交換は割高に感じてしまいますし、新品の交換部品が手に入らないケースも出てきます。
そんなときは、修理を諦めてしまう前に1度リビルト品での修理の検討してみることをおすすめします。
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